ペナン「ご当地グルメ」!
今回は国際的リゾート地「バトゥフェリンギ」に限定して、地元で評判のお店のなかから「ランキング」を行ってみましたが今日はいよいよ「最高得点」を獲得したお店のご紹介です。
バトゥフェリンギ「グルメランキング」
第1位は「カンポン・サヤン」です!(①☆②◎③◎④☆ 総合得点:10点)
「カンポン・サヤン」はバトゥフェリンギのなかでもキッチン付きの長期滞在者用ホテル「スリサヤン・ホテル」の一階にあるレストランなんです。
旧レストラン「カンポン」のご主人が長男ご夫婦と一緒に経営しているレストランなんですが、風の噂で「ご主人は引退した」と聞いていたので先日お伺いした時に真相を尋ねてみました。
前の店はお隣の中華学校を拡張するというので州政府に譲っただけで「引退なんてとんでもない」とまだまだ意気軒昂でしたよ。
レストラン「旧カンポン」からの伝統の「味」は全く衰えてみせておらず、新しいメニューも加わってひと際輝きを放っています。
ここは何と言っても「雰囲気の良いお店」なんです。
トントンとエントランスへと続く階段を上ると、プールサイドに隣接した小じんまりしたレストランが見えてきます。
夕刻ともなればホテル内外から多くのお客さんがやってくるのを大きな図体ながら甲高い声のご長男が笑顔でお迎えしてくれます。
ここで皆さんが注文するのはお決まりの「セットメニュー」(@RM19.90)なんです。
「スターター」と称する「前菜」から始まり、スープ、海鮮料理(何故か烏賊料理はメニューが魚料理とは分けられている)、鶏料理、牛肉料理、野菜料理、サイドメニュー、スティーム・ボートといった九つのジャンルからなる88種類の料理から次々にオーダーしてゆきます。
お好みのお料理を好きなだけ食べても料金は同じ(時間制限なし、税・サービス料込)なんですね。
ここに来れば大抵の日本人でも欧米人並みにタップリ時間を掛けて洒落た会話でも交わしながら食事を楽しむことが出来るのではないでしょうか?
一応、メニューには「食べ残しは100gにつきRM5.00」なんて書いてはありますが、エレガンスに食事を楽しんだ後に野暮なことを言っているのを見たことはありません。
(日本人は高級レストランやホテルの朝食等でよく持ち帰りする姿を目にしますが、海外の方々の眼からは経済大国にしては奇異な光景に写っているようですからご用心!)
私がお薦めするコースとしては、まず前菜として「野菜サラダ」と「ガーリック・トースト」にスープとして「アスパラ・クリーム・スープ」、それに「ワイン」(別料金)何んぞを注文し、沈みゆく夕陽をでも眺めながら時の流れに身を委ねましょう。
それから、おもむろに「魚介類」や「お肉料理」を注文します。
この頃にはプールの喧騒もなくなっているので、浮世の話題でも語りながら箸をすすめます。
「箸休め」には「ピザ・ハワイアン」なんかも良いですね。
申し遅れましたが楽しい会話には「チャイニーズ・ティー」のティーポットは欠かせませんので、事前にオーダーしておく方がベターでしょう。
それに「ピザ」は意外に大きいので数人でシェアするのが良いと思います。
メニューには「スチーム・ボート(マレー風シャブシャブ)」もありますが、これは結構お腹が張りますので他の美味しいものが食べられなくなることもあります。
仕上げは「フライド・ライス(焼き飯)」か「コイトー」か「フライド・ヌードル」みたいな「麺料理」でしょうかね。
もちろん「スパゲティー」なんかもありますけど・・・。
そして最後は「アイス・クリーム」でシメて戴ければ大満足でしょうね!
これ以外に「アラカルト(単品)」メニューも多数準備されていますが、こちらはRM35以上と少々高めの料金設定となっていますので、やっぱり「セット・メニュー」の方が断然お得ですね。
ここは事前に予約しておけば、ホテルまでの送迎(ピックアップ)もしてくれるようなのでお願いしても良いと思います。
こうやってみると、やっぱり「グルメ」というのは、単に「メニューの豊富さや多様性」、「食材と味の良さ」だけではなく「価格設定」に加えて「店のサービスや雰囲気」という要素がとても大切だということが分かりますね。
「カンポン・サヤン」、旅行者の方もペナン在住の方もご家族で仲良しグループで一度は訪ねて欲しいお薦めのレストランです!
≪編集後記≫
今回の「グルメ・ランキング」は大変時間が掛ってしまいましたが、もったい付けていた訳ではないんです。
実は交通事故の後遺症でしょうか?パソコンの前にチョッと座っただけで頭が痛くなってね・・・
完治まではもう少し掛りそうです。